Profile

上田 友紀子        Yukiko Ueda


神奈川県出身。4才よりピアノを始める。横浜雙葉学園を経て東京音楽大学付属高等学校、同大学ピアノ演奏家コース卒業。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士(前期)課程を経て、同大学院音楽研究科博士(後期)課程修了、博士号(音楽)を取得。博士論文のテーマは『フランツ・シューベルトの後期ピアノ・ソナタにおける反復と変奏 ーリズム・モティーフの分析に基づく考察』。現在もシューベルトの後期ピアノ作品を中心に研究を進めている。
第16, 18回かながわ音楽コンクール ヤマハ賞、NHK放送局長賞、第2, 4回クリスタルコンサート出演。第20, 23回日本ピアノ教育連盟オーディション全国大会入選、第4回ピアノフレッシュコンサート出演。第61回全日本学生音楽コンクール東京大会 高校の部 奨励賞、同コンクール全国大会入選。第22回コンサート形式オーディション音楽賞、ジョイントリサイタル「大樹へ」出演。第6回横浜国際音楽コンクール大学の部 第5位。第14回日本演奏家コンクール本選 大学の部入選。第23回日本クラシック音楽コンクール一般の部 第5位。第24, 25回堺ピアノコンクール F部門金賞、入賞者演奏会出演。
東京音楽大学付属高等学校内にて推薦演奏会、トッパンホールにて成績優秀者による東京音楽大学ピアノ演奏家コースピアノ演奏会、学内卒業演奏会出演。日本芸術センターの推薦を受け、ニュースターコンサートとして神戸芸術センターシューマンホールにて初のソロリサイタル開催。第19回京都リレー音楽祭にピアノソロで出演。芦屋サロンクラシック、東梅田教会、マグノリアホールにてザ・ミュージック・センター・ジャパン主催、南風会サロンにてサロン・コンサート協会主催でソロリサイタル開催。ベルギー・日本友好150周年記念演奏会にてシューベルトのピアノ三重奏曲第2番を演奏。第24, 25回京都フランス音楽アカデミーにてピエール・レアク氏のマスタークラスを受講、受講生コンサート出演。
これまでにピアノを藤代のりこ、日比谷友妃子、大西慶子、小高明子、岡田敦子、砂原悟の各氏に、ソルフェージュを笹葉みき氏に、楽曲分析を平井京子氏に、ピアノデュオを弘中孝氏に、音楽学を龍村あや子、柿沼敏江、池上健一郎の各氏に師事。またミッシェル・ベロフ、エリック・タバスティエルナ、マッティ・ラエカリオ、ウラジ―ミル・トロップ、タチアナ・ゼリクマン、アヴォ・クユムジャン、ピエール・レアク、イヴ・アンリ、ディヴィッド・コレバー、ボリス・ベクテレフ、小川典子、横山幸雄各氏のレッスンを受講する。
京都市立芸術大学ピアノ科非常勤講師を経て、現在は関西を中心として演奏活動、後進の指導にも力を入れている。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)指導会員。



紀要論文
「フランツ・シューベルトの後期ピアノ・ソナタにお ける反復と変奏 ― 《ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D850》第2、4 楽章のリズム・モティーフに基づく考察―」